新シリーズ"バンドぶーーーーーーむ"開催にあたり、ルーツを再確認。(長野) this heat 、syrup16g、Garnet Crow joy division、slowdive、pink floyd、 velvet underground、flying saucer attack 工藤冬里、山内桂、豊永亮 son house、wes montgomery、elmo hope、 eric dolphy、bictor jara 上杉昇、ヤマジカズヒデ、北村昌士 Karlheinz Stockhausen、 譚盾、David tudor、Daniel Lentz といった、ところだろうか。 "syrup16g" について。 歌詞やメロディについてよく語られるが、それ以上にリズム隊。キックやタメが効いたドラムに、流暢に語るベースラインが被さる。ノレない、内にぐっと入り込んでくる類のもの、核にあるのは渾然一体となったビートで、これとメロディー、言葉、ギターの音色、がバランスよく、曲に溶け合っていて。なんども聴き直したくなる。実にバンドらしいバンドだと思う。 "pink floyd"について。 特にシドバレットが在籍した初期。"星空のドライブ"におけるフリージャズでも、ジャムセッションでも、サイケデリックでもない独特の、集団演奏はたぶん、このバンドの1stでしか聴けない。ありそうでない。また彼のリズムとかけ離れたところにあるギターカッティングも、他に例を見ない。ちなみに、バレット脱退以後のフロイドも、バンドが巨大化、変貌していく過程が見もので。またブルース的な曲風の素朴さ、音像への徹底したこだわりなど聴き所多い。 "joy division"について。 はじめて彼らの音源を聴いたとき、どこか異界へ連れていかれそうになった。特にブートレグにおけるなにかとんでもない事が"そこ"で起きているという雰囲気(錯覚?)NW、ポストパンクのバンドの持つ時代の空気がどれもすごく肌に合っていて。結局、戻って来るところはjoy divisionだろうか、(そのフォロワーもすばらしい。)引力に惹かれる。 "slowdive"について 冥界の音楽???シューゲイザーという括りで語られるバンドはどれも1バンド1バンド個性があってよいが、中でもpale saintsとこのslowdiveはマイブラに匹敵する革新性と、表現力を持っているとおもう(あるいはそれを遥かに凌駕するかもしれない)遠い声の広がりに穏やかな狂気を見る。バンド名が秀逸。 "flying saucer attack"について 音響派サイケ。これも上と同様、遠い音。かつてのジャーマンロックやを思わせる部分も。ただし、快楽性はほぼ皆無で、そこにはただ音を見据える冷静さだけがある、幻視?クラブ的な音との接近(ブレイクビーツとか)も興味深い。90S半ばのクールな感性。 "garnet crow"について 00年代においてもっとも重要なバンド(私見)、J-POPと言われるには惜しい。近年の打ち込みによるやたら入り組んだ複合的なリズムアプローチは必聴。流行のグローファイなどにも通ずるところもあるとおもう。かつモータウンなどの古きよき、黒人音楽の伝統を踏まえているあたりもポイントが高い。joy divisionあるいはnicoの生まれ変わり?? "上杉昇"について 同じくbeing。音楽聴き始めたきっかけ92年ごろ?がWANDSというユニットだった。改めて聞き直すと歌唱力がすごい。カートコバーンとアクセルローズを足して2で割ったような立ち振る舞い。(声質はalice in chain) 日本においてグランジロックを唯一実践可能だった人だったのかなと。al.ni.coは本気。 "wes montgomery"について 曲とかはよく知らないが、親指弾きギター奏法に影響を受けた。メロディーはリズムから産まれるものだという気が。他のビパップ以降のjazzギタリストと違い無骨で小賢しさがなくてよい(チャーリークリスチャンなども好き) "工藤冬里"について マヘルでの空中分解したような感触。集団/個人。ギター、あと生きざま。共感するところ多々。 "David tudor"について 電子回路のfeedback。一時同じような音を出していた。 "北村昌士"について 評論家。またはバンドYBO2のベーシストとして。King Crimsonとthis heatの間を埋めるような音楽性は本家に負けず劣らずすさまじく呪術的。音楽を消化吸収するとはどういうことか考えさせられる。あととても日本らしい音楽と思う。 "譚盾"について 中国の現代音楽家どこか向井知恵workshopにあった自由さに似たものを感じた。民族楽器への興味も増す。 "bictor jara"について 政治にはほとんど疎い私だが、この人の歌は言語問わず心に響く。トラッドフォーク、フォークローレに興味が出てきた矢先の幸福な出会い。ずっと聴き続けるだろう。 "ヤマジカズヒデ"について 日本のシドバレット。怠慢さが目に付くがそれでこそミュージシャンというものなのだろう。FUZZの使いこなしが巧み。 "elmo hope"について 地味にコルトレーン一派とセッションしてたりする、無名ピアニスト。メロディアスながらモンクよりやばい音だと感じた。 "son house"について 映像で見た衝撃はすごかった。パーカッシブなギターの指使い。もっと音楽って自由であっていいのだと思う。戦前のブルースからはいろいろと発見が多い。 by nonpage | 2011-08-06 14:43 | column
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